人・動物への安全性
2021.1.25
抗菌ナノ粒子は、人・動物にたいして安全
人・動物の安全性の評価する in vivo と in vitro の安全性試験を各種実施し、吸入毒性を含め、全試験において陰性でした。
・毒性試験(単回投与急性毒性):経口、腹腔、尾静脈内投与、経皮、吸入(気道投与) 陰性
・皮膚腐食性及び皮膚刺激性 陰性
人:手・指への噴霧で手指への影響はなかった。
犬 :繰り返しシャンプー洗浄しても異常なし(炎症性メディエーターの発現なし)。
人・及びマウス: 24時間パッチテスト、アルコール過敏症、アレルギー体質にたいしても影響なし
・眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 陰性
・呼吸器感作性 陰性
・皮膚感作性 陰性
・発熱性試験 陰性
・生殖細胞変異原性 陰性
・癌原性試験 陰性
■安全性比較図
「塩化ベンザルコニウム」液と抗菌ナノ粒子の細胞毒性比較。ベンザルコニウム塩化物液はほ乳類培養細胞(V79)に対し細胞毒性作用を示しましたが、抗菌ナノ粒子では阻害効果を認めませんでした。
※「塩化ベンザルコニウム」液とは界面活性剤を使った安価な殺菌剤ですが、毒性が低いことで有名です。
その「塩化ベンザルコニウム」に比べても抗菌ナノ粒子は完全に安全性が高いといえます。
塩化ベンザルコニウムを使用した商品・・・マキロン、紙おしぼりなど
■耐性菌を生み出さない
これまでの抗菌技術では、抗生物質多用による耐性菌の出現、つまり感染症治療のジレンマ、耐性スパイラル現象が起こっていました。またレアメタル使用の抗菌技術は安定供給の不安や生体・環境への影響を考慮する必要がありました。
抗菌ナノ粒子は、菌・ウイルスを物理的に自滅させるため、耐性菌を生み出しません。
抗菌ナノ粒子を抗生物質の代わりに活用できるとして現在畜産・水産への活用が期待されています。例えば 魚の養殖事業では孵化できるのは全体の1割に過ぎないですが、抗菌ナノ粒子を利用することで孵化率は6 割ほどに上がります。現在基礎研究段階は終了し、実用段階への試験実施中です。
抗菌ナノ生活PRO/除菌・抗菌水